●監督● キャメロン・クロウ脚本
●出演● トム・クルーズ、ペネロペ・クルス、カート・ラッセル、キャメロン・ディアス、ジェイソン・リー
●あらすじ● マンハッタンの豪邸に住み、高級車を乗り回し、おまけにハンサム。完璧な人生を謳歌する出版界の若き実力者デヴィッド・エイムス。ジュリーという美しい恋人もいて、何不自由ないはずが、どこか物足りなさを感じていた。そんなある日、デヴィッドは親友の恋人ソフィアに一目惚れしてしまう。しかし、デヴィッドの心変わりを敏感に察したジュリーは、嫉妬に駆られて自ら運転する車でデヴィッドとともに崖に突っ込んでしまう。奇跡的に一命を取りとめたデヴィッドだったが、その顔は怪我のために見るも無惨に変わり果ててしまう。
●感想●

理緒家にとって 曰く付きの作品
やっと 鑑賞する事が出来ました
理緒母は 昔、阪急百貨店の『阪急友の会・招待コース』 に入会していました。『招待コース』 は 一口5,000円を12ヵ月積み立て満期になれば60,000円分の商品券と、年に数回 観劇や展覧会など色々な催し物の招待券が貰えると言うものでした。理緒母は 友達のSさんと友の会の招待券で梅田に出て お芝居や映画を楽しんでいました。私が映画が好きなので、理緒母が Sさんと映画を観た時は パンフレットを買うようにお願いしていました。そして 帰宅した理緒母からパンフレットを受け取る時に 『どうだった?』 と聞くのが常。大概 『面白かった』 『凄かった』 とか言うのですが、バニラ・スカイの時は 『分からない』 と言ったのです。『ん?分からないって映画が分からなかったって事?』 と聞くと また 『分からない』 と言う。『???』 その後は いくら聞いても 『分からないねん!』 と怒り出し会話を放棄。映画の感想を聞いただけなのに 母に無視され 物凄く腹が立った事を覚えています。いつもは 作品を鑑賞するまでは決して中を見ないパンフレットを開いてみましたが、抽象的な言葉や写真ばかりで 何も掴めませんでした。でも そのうち観るだろうから そうしたら母の不可解な行動の意味も分かるだろうと高をくくっていましたが、まさか17年も先になるとは…。

濱田岳が 一人でNYに旅をして映画のロケ地を巡る番組を何年か前に観ました。その番組で タイムズ・スクエアに来た濱田岳が 『バニラ・スカイでトム・クルーズがー!誰もいなくて!最高だった!』 とか言っていました。その番組で濱田岳が行ったロケ地の映画は バニラ・スカイ以外は全部観た事があり、彼の感想にも 『うんうん そうそう』 と共感できましたが、観た事のないバニラ・スカイだけは何も思うところはなく、画面の濱田岳に言いました 『バニラ・スカイな、まだ観ていないねん』

…と言う訳で とにかく遂に観た本作品
キャメロンは 怖いし

トム・クルーズは スケキヨだし

ってかマスクを被らなくても 全然顔ひどくないし

まぁ 結局 そう言う事かよ この11歳の頃に

7人の妖精によって 冷凍保存されたのね
その時の殺され方のせいで 高所恐怖症になった
そして今 夢を見ているって訳ね と理解したのに
最後のエレベーターで べらべらべらべら種明かし
私の理解は 全くの見当外れで ガッカリぽん

これが 問題のパンフレット

私と母が喧嘩した時
…と言うか 母が一方的に怒って私を無視した時
このパンフレットは 静かに食卓にあった

裏表紙 見開き

2001年… 17年前ですw

パラパラめくると

ん? 何か挟まっている!

千と千尋の神隠し 何だろう… 全く覚えがない

ひっくり返すと トム・クルーズからのヒントだった
私が 新聞広告を切り抜いたものの筈ですが(よく私はこう言う事をします) 記憶にありません

これを見ても
やっぱり エレベーターでの種明かしが真実で
更に 深読みする必要はなさそうだな

結局 理緒母は トムが
『僕は冷凍 君はもう死んでいる』 とか言うから
訳が分からなかったのね…と言う事にしておこう

一応 鑑賞後に母に聞いてみましたが、バニラ・スカイを観た事も、私が感想を聞くと母が分からないとしか言わないので 私が 分からないって何が?と聞き そのうち喧嘩になった事も 全く覚えていませんでした。私は 結構トラウマになっていたので、覚えていないなんてショックやわ と言うと 何だかまた雲行きが怪しくなってきたので話を打ち切りました。きっと又 『覚えていないねん!』 と怒るところでした;;
